第5章 初めての合宿
2人を見送ってからまた、部屋のソファーに座り込んだ。
真ちゃんから貸してもらった携帯を握りしめる。
真ちゃん携帯まで緑なんだね…それにストラップがカエル。どんだけ緑が好きなんだろう…私はふふっと笑ってしまった。
携帯をポケットに入れてソファーに横たわる。
_プルルルル♪
いきなり電話が広く静かな部屋に響き渡りビックリする。
誰からだろ…でもこれは真ちゃんの携帯だし…
恐る恐る携帯を開くと『赤司征十郎』と表記されていた。
これは出ちゃいけないな…私は知らないふりをする。
3分ほどすると携帯が鳴り止んだ。私はほっと胸を撫で下ろした。
「はぁ…今、何時だ?」
私は真ちゃんの携帯で何時か見ると17:15と表記されていた。
そろそろ、食堂に行かなくちゃ。
私はカードキーと真ちゃんの携帯を持って部屋から出た。
近くのエレベーターに乗り込み、3の数字が書かれたボタンを推した。
5階で誰かが乗り込むらしく、エレベーターが止まる。
ドアが開くと征君がいた。
「やぁ、さっきぶりだね。」
私は無視をすると同時に征君が乗り込む。
「頭が高いぞ…」
征君は私の足の間に足を食い込ませた。
「やめてもらっていいかな?」
私は作り笑いでやめてもらおうとするが通用しない。
やめるどころか耳に顔を近づけて唇がつくかつかないかわからないぐらいに近づいてきた。
私はゆっくりポケットから真ちゃんの携帯を出す。
「ガシャン…」
私は手が滑って携帯を落としてしまった。