第14章 小さくなった魔王様
「で、一体何が起こった?」
ミーティングスペースの椅子に掛け、私たちは事の整理をした。
「昨日の夕食は俺たちも一緒のモノを食べたがら問題ないとして…小春、その後の隼の様子は?」
「えっと…夕食が終わって暫くはここで紅茶を飲んでいて…夕食の片付けと、朝食の下ごしらえをしてから部屋に戻って…お風呂に入って、寝る前に紅茶を飲んで…寝ました。紅茶は私も飲んだので…」
「紅茶も関係ない…」
じゃあ、どうして小さくなった?
話は一向に解決に進まなかった。
「はぁ……」
共有ルームには大きなため息だけが通った。