• テキストサイズ

【ツキウタ。】魔王様と○○

第9章 魔王様と夏の海


撮影は順調に進み、予定より早く終わった。

夕方、スタッフさんやマネージャーさんたちが島の街の方へ帰るとここにはグラビ、プロセラ、私だけになった。

「今日は俺たちが作りますよ」

ビーチバレーで負けたからと、陽くんがカレーを作ってくれる事になった。

隼くんは始くんと打ち合わせに行ってしまい、暇になってしまった。

部屋のベッドでウトウトしていると、春さんの叫び声が響き渡り割れた眼鏡が見つかり、恋くんによる推理が始まったが、犯人は始くんのバッグの中にいた黒田だった。

それから雷が落ち、私たちのいる島と街へと繋ぐ橋が焼け落ちてしまった。

荒れた天候で停電になり、マネージャーさんたちとの連絡も取れず、水のタンクも飛んできた破片で中の水が漏れ始め、陽くんの作ったカレーは黒田が食べてしまい、お土産のお菓子など僅かな食料しかなかった。

雨が止み、今度は黒田が行方不明。

近くを捜しても見つからず、駆くんたちが聞いた不気味な音。

その正体を始くんをはじめ、駆くん、陽くん、郁くんが森の中を、隼くんをはじめ、夜くん、葵くん、春さんが海辺の方に、海さんをはじめ、涙くん、恋くん、新くんがタンクの修理となった。

私は修理のお手伝いになった。

「隼くん、気を付けて下さいね…」

「行ってきます」

また降りそうな空模様の中、始くんたち、隼くんたちは行ってしまった。

/ 136ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp