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【ツキウタ。】魔王様と○○

第22章 魔王様とチョコレート


小さな頃、母が作るチョコレートを隣で覗いていた。

背伸びしても届かないのに、ずっと隣に立って…

甘い香りを身体いっぱいに。

型に流されるチョコレート。

固まるのをずっと冷蔵庫の前で待って…

デコレーションとラッピングは私の仕事。

『隼くんにあげてくる!』

大事に抱いて走った。

初めて作った

初めて大好きな人にあげた

初めてのバレンタイン。

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