第21章 魔王様とデート
あれから駆くんと恋くんに○○ランドの話を聞かされて夢の国と呼ばれている事を知った。
「夢の国…か」
買い物帰りふと立ち寄った書店。
一角のコーナーには○○ランド関係の本がたくさん置かれていた。
私はその中から一冊を買いツキノ寮に戻った。
「ただいま…」
「お帰り、小春」
共有ルームで出迎えてくれたのは隼くん。
「今日は遅かったね?」
「本屋に寄ってて…ねえ、隼くんは○○ランドって知ってる?」
「○○ランド?知ってるけど…」
「行ったこと…ある?」
「そういえばまだ無いかな?どうして?」
「ううん!何でもない。紅茶、淹れるね」
「小春?」