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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第15章 幻想花 by ガーベラ♡


そんなに辛い思いをしてきたのに、
潤は、天使のように笑うんだ

「雅紀、ありがとう」って、目を細めて..


両親を事故で亡くした俺と、
地獄のような日々から逃げてきた潤との、
奇妙な共同生活が始まった

暫くして、潤を隠し通すことに限界を感じていた俺は、祖父母が残してくれた古い洋館に移ることを決めた

少しずつ人が住めるように準備をし、小雪がチラつく深夜2時。俺たちは、世間の目から逃げるようにその館に引っ越した


広い館の中で、潤は自由にできた

塀も高く、世間から忘れ去られた洋館は、俺たちがひっそりと隠れて暮らすには丁度よかった


潤との生活...

それは孤独だった俺に、夢のような甘い幸せをくれた。家に帰ると潤が待ってる

でも、そんな幸せに影を落としたのは、あの男..

櫻井...

彼はきっと、行方不明の潤に気付いて、俺を探ってるんだ。でなきゃ、毎朝、俺を待ち伏せてる筈がない

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