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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第15章 幻想花 by ガーベラ♡


【雅紀side】

あの人は刑事だって言った


...俺のことを、捕まえに来たんだ

いつかはこの日が来ると思っていたけど..


どうしよう..
終わりにしなきゃ...

終わらせなきゃいけない、こんな生活


でも...

無理だ...

彼を手放すことなんか、俺にはできない...


....どうしたら、いい?



部屋の中で俺を呼ぶ甘えた声


その部屋は、俺が潤を隠すために作った部屋


薄紫色のオーガンジーの幕が幾重にも重なる向こう、
窓辺の陽だまりに潤にベッドはあった


「潤...起きたの?」

「おはよ、雅紀..」


潤が笑う...天使のような無垢な笑顔で



2年前、俺は古いアパートに住んでいた

バイトから帰ると、部屋の前の階段に、小さく蹲っていたのが潤だった

糸のような雨の中、潤は今にも消えてしまいそうな程、儚げだった

俺は急いで部屋に入れ、風呂に入れて潤を温めた

母親の恋人に虐待されていた潤の身体は、痣だらけで、所々その傷が化膿していた

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