Welcome to our party 2 【気象系BL】
第12章 金木犀の涙 by うめ
帯に手をかけ引っ張るとシュルッと心地いい音がする。
畳に投げ捨てたと同時に着物の下に隠された潤の裸体が露になる。
胸元だけでなく…あちこちに沢山の花が咲いていたその身体は余計に俺を激情の渦に呑み込んでいく。
半日前に出逢ったばかりの…しかも男なのに…どうしたんだ俺は…。
「愛してる…潤…」
「雅紀っ…沢山愛して…」
美しい潤の身体中を幾度も舐めた。
あの男の痕跡を残す様に…もっと沢山の赤い痕を残した。
俺が触れる度に…その艶めいた身体は震え、汗ばんでいく。
「雅紀来て…」
潤が足を開き…綺麗なその指を蕾に這わせる。
その光景に俺は思わず息を飲んだ。
「潤っっ…」
そのまま潤に乗り上げ、はち切れんばかりの塊を…そこにあてがう。
「ああっっ…!」
一気にそこに押し入ると…潤の口から歓喜の声が上がる。
初めて入るそこは柔らかくて熱くて…俺を離すまいと絡み付く様に感じる。
「潤…凄い…」
俺はその腰を掴み、がむしゃらに腰を動かし始めた。