Welcome to our party 2 【気象系BL】
第86章 128√e980 by きぃな
【カズside】
「カズ…この結果はヒジョーにヤバいな」
理科準備室のテーブルの上に並べられたのは、散々たる俺の期末考査の答案用紙たち
(さすがにセンセーの担当科目物理だけは、辛うじて良い結果だったけど)
よって学年順位もかなり後退し、今だかつてないヤバい状態だ
「これは完全に俺に責任がある…」
「セン…セ…」
「このままだと、俺とカズは一緒にいられなくなってしまう可能性大…」
や、やだ
そんなのいやだ
「センセ…俺、センセーと離れるの、嫌だ…だから、頑張るから…っ」
「そうだな…次は結果をきちんと出さないと、マジでヤバいぞ」
俺はコクコクと頷く
「だから、残念だがカズ…しばらく甘い時間はお預けだ」
「えっ、そんな…っ」
「補習後のテストで、ちゃんと結果が出せたそのときはご褒美やるから」
「約束だよ、センセー。俺頑張るからっ」
それからしばらく俺は『禁欲・禁センセー』を掲げ、真面目に補習に通って、補習後のテストに挑(のぞ)んだ