Welcome to our party 2 【気象系BL】
第86章 128√e980 by きぃな
【松本side】
マンションについて部屋を見上げると、うっすら洩れる灯り
ふふっ、待ってるな
俺は家で待ってるカズを想像して、年甲斐もなく口許が緩むのを抑えきれないでいた
「ただい…ぅわっ」
「お帰りなさい」
玄関でまさかの三つ指付いてお出迎え
ほら、この子はこういう可愛いことをして俺を夢中にさせる
「カズっ…俺…っ」
「あっ、センセー待って、お帰りなさいのチュー♡」
カズがタタッと近寄って、俺にチュッと可愛らしくキスをした
ぐっはー
こんな可愛い子に、こんな可愛いことされちゃ…
抑えていた俺の感情が爆発してしまう
「カズっ、いい子に俺の帰りを待ってたご褒美、あげるよ」
「あっ、やぁっ、センセっ、ここ玄関ん…っ」
有無を言わさず、俺は玄関でカズをいただいた
───
放課後は手伝いと称して理科準備室、そのあと週5くらいで俺んちに入り浸るカズ
そんな甘い日々が止められるはずもなく、案の定、1学期の期末考査の結果は最悪なものだった…