Welcome to our party 2 【気象系BL】
第85章 codename.Z by のさまじょ
「二宮」
呼ばれて振り向くと、険しい顔をしてこっちを見てた。
「来週から…外の訓練に行く」
「え?俺、聞いてないよ?」
「俺一人でいく」
「へえ…そうなんだ」
たまにこういうことがある。
バディとは離れて別々の訓練らしい。
「女を…抱く訓練だって」
「は?」
険しい顔のまま、松本は俺を見ていた。
「…それ、俺に言っていいの?」
個別の訓練の時は、その内容はバディと言えど漏らしてはいけない決まりになってる。
「おまえはいいよな…」
「え?」
「大野を抱いてるだろ」
「なんだよ…」
「訓練なんかしなくていいじゃないか」
「はあ…?」