Welcome to our party 2 【気象系BL】
第79章 unbreakable magic by うめ
「松潤っ」
床に倒れたまま松潤は動かない。
近くで見ると…松潤のその姿にまた俺の股間がズボンを押し上げる。
ぐったりと投げ出された足の間から見える…今まで智くんが入っていた場所。
出血と無理矢理捩じ込んだ摩擦のせいで赤く腫れたそこは…まだ少し痙攣していた。
ここに…智くんが…。
また喉が鳴る。
松潤が…犯された人間が…こんなに色っぽく見えるなんて。
身を屈め、そっと松潤に触れた。
ゆっくりと開いた瞳が俺を捉える。
「………松潤?」
「翔…くん」
「大丈夫かお前…こんな…」
「翔くんも…抱いてくれるの?」
トロリとした潤の目に捕らえられる。
「………」
手を伸ばした松潤の手を握り返す。
………駄目だ…松潤は智くんの…。
でも…智くんに染まった目の前の松潤がこんなに…綺麗なら…俺は…。
「潤て呼んで…?」
「………潤…」
そう呼ぶと潤がにっこりと妖艶に笑った。
その瞬間、俺は…ウイルスに犯された様に…視界が霞がかった様に。
………まるで…潤のウイルスに…感染した様に。
唇を押し付けながら…俺は夢中で潤を組み敷いていた。