• テキストサイズ

Welcome to our party 2 【気象系BL】

第79章 unbreakable magic by うめ


また今日も…あの声を聞く。


「あんっっ、あっっ、智さんっっ…」


「ほら声抑えろ。聞こえんぞ?」


「だってぇっ…」


今日はトイレの個室。
隣の個室で俺は2人の情事の声を聞いていた。


「あぁっっ、も、出ちゃっっ…!」


「イけよ潤っっ…」


「智さんっっ…好きっっ…!」


潤の声に俺の芯が固くなる。


「出すぞ潤っっ…」


やがて肌がぶつかる音が止み、2人の荒い息遣いが聞こえてくる。
きっと俺も同じ位息が上がってるだろう。


「先に行ってるぞ」


カチャカチャとベルトを締める音がした後、扉が開き、足音が遠くなった。


俺は静かに個室を出て隣を覗き込む。


「潤…」

ぐったりと便座に座る潤の蕾からは…智くんの出した白濁が光っていて。


ゴクッと喉を鳴らしながら潤に近付く。


「翔くん…」


「色っぽかったよ潤…」


気付いたんだ。
俺は…智くんに犯される潤を見ると堪らなくなる事に。
智くんに犯された潤を…犯したくなる自分に。


「あんなに潤を乱れさせるのは智くんだけだ。俺じゃ無理だよ」


「翔くんも…凄いよ?」


「本当に思ってる?」


そう言うと潤が妖艶に微笑む。


こんな表情は智くんにしか出せない。
でも…不思議と嫉妬はない。
この潤が…智くんの色に染まった潤を…抱くのが好きだから。


「来て…翔くん…」


手を伸ばす潤を抱き締めながら個室の扉を閉じる。


その向こうで…微かな息遣いがするのを感じながら俺は…目の前の甘く熟れた果実を口に含んだ。


ーTHE ENDー
/ 722ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp