Welcome to our party 2 【気象系BL】
第76章 Que Sera,Sera by Namako
「あっ、もしかして潤君、俺の裸見て興奮しちゃってるとか?」
「ま、まさか!…んなわけあるかよ」
ってのは嘘。
最近になって気付いた事だけど、俺は智の裸を見ると、異常なくらい胸が高なる。
これって…そういうこと…なのか?
「ふふ、何なら一度試してみる?」
冗談なのか本気なのか、智が俺を背中から抱き竦める。
瞬間、俺の心臓が有り得ない速度で鼓動を始めた。
「いいぜ、試してみようぜ?その代わり、後で泣いても知らねぇからな?」
「さあね…、泣くのはどっちかな?」
俺の前に回った智が、背伸びをして俺の唇に自分の唇を重ねた。
そして…
「ちょっと待て…!」
俺の身体がソファーに押し倒された。
「何?ここじゃ嫌だった?ベッド行こうか?」
反論する間もなく、俺は寝室まで智に手を引かれ…
ベッドに寝かされた俺の上に智が跨った。
これって、もしかしてもしかすると…、ってヤツだよな?
「お、俺が下なの?」
「だめ?」
ダメってわけじゃないけど、俺としては逆の方が…
だって俺、ヤル気満々だったし…
「ふふ、じゃあ決まりね?あ、言っとくけど、俺男の子とスンの初めてだからね?」
いや、俺も男にヤられんの初めてなんだけど…
動揺を隠せずにいる俺の首筋に智が顔を埋めて、チュッと音を立てながら唇を落とした。