Welcome to our party 2 【気象系BL】
第75章 essence by きぃな
すぐに入り込んできたその舌は、俺の口内を掻き乱す
深くて甘いキスに身体全部が蕩けてしまいそう…
「ん、はぁっ…ダメ…っ」
「っ、その顔は説得力皆無、俺を煽ってるだけだ」
大野さんの指が、舌が、身体中を這って
あっという間に蕩かされて、優しく動くしなやかな指が俺の知らない場所を犯していく
「あっ、や…っ、ああっ」
大野さんの指だけで、呆気なく熱を放った
「んふふっ、可愛いな…躾甲斐がありそうだ」
恥ずかしくて死にそうなのに、俺の内側から沸き上がるこの感情はなんだ
モットキモチイイコトシテホシイ…
「はぁっ、はぁ…っ」
俺は縋るような思いで大野さんを見上げる
「ふふっ、いい表情(カオ)だな」
俺の頬に触れ妖艶に微笑う大野さんのその顔に、ゾクゾクと身体が震える
俺に目覚めた新しい感情
きっともう引き返せない…