Welcome to our party 2 【気象系BL】
第75章 essence by きぃな
「ちょっ…な、なにすんですか」
俺の上に跨がった大野さんが身体を寄せる
「ふふっ、身体を洗ってやった時に甘い声で俺を煽ったのはキミだろ?」
やっぱりあれは夢じゃなくて、俺の身体を撫で回した手の持ち主は
大野さん…
「や、俺っ、無理ですって、そっちじゃないしっ」
迫る大野さんを力一杯押し戻す
「っ、酔って意識のない時に手を出しておけばよかったかな」
「そ、それは犯罪ですよっ」
「でも、俺の指を数本受け入れて、悦(よ)がっていたのはキミだろ」
その言葉で思い出される感触に、身体の奥がずくんと疼く
「ほら、嫌がってる割りにはキミのそこ…反応してる」
ニヤリと微笑う大野さんの艶っぽいカオに、俺は慌てて自身を手で覆う
「これは、違…っ、あっ」
大野さんは俺の両手を一纏めにして、頭上高くにタオルで縛り上げた
「大丈夫、じっとしてれば痛くはないし…優しくしてやるから」
「っ、おお…のさ…っ」
恐怖と期待の入り交じった変な感情の中で、俺は大野さんを見上げる
「ふふっ、その顔…そそる…」
「ん…う…っ」
言い終わると同時に唇が塞がれる