Welcome to our party 2 【気象系BL】
第75章 essence by きぃな
「お、大野…さん?」
そこには、おそらくシャワーを浴びてきたばかりのバスローブ姿の大野さんが立っていた
「ふふっ、俺の名前は覚えていたか」
「えっでも、なんで大野さんがここ…に?」
大野さんが少し呆れた顔をして俺を見やる
「キミが飲みすぎて俺に絡んだ挙げ句、俺にしがみついたとたんにリバースして…」
ま、マジで…
「結局そのまま潰れたキミを近場のホテルに連れて行き、介抱してやったんだが…」
「っ、本当にすみませんっ、ご迷惑をおかけしましたっ!」
俺はベッド正座して、深々と頭を下げる
「ふふっ、酔って強気なキミもいいが、素直なキミもかなり魅力的だね」
「え…っ?」
ギシッとベッドが軋む音に顔を上げると、にじり寄ってきた大野さんが俺をごろりと転がした