Welcome to our party 2 【気象系BL】
第75章 essence by きぃな
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「んっ、はぁ…っ」
ふわりと鼻をくすぐる甘く優しい香りに、俺の身体を撫で回す手…
誰の手?
あっ、そんなとこ触られたらっ
「っあ、んん…っ」
ビクンと身体が震えて、熱を吐き出したような甘く気怠い感覚が身体を支配する
俺、イッた…?
「っ、はぁ…っ、んんっ」
やっ、ソコはダメだって
無理ムリっ!
「あっ、あぁ~っ」
***
「っ、ん…っ」
目を覚ますと、俺はベッドに寝ていた
「っ、はぁ…夢…か」
でも身体に残るやけにリアルな感触
改めて自分を見てみる
「っ、なんで俺、裸っ!?それに…」
見たことのない布団に見たことのない天井
そして、見たことのない部屋…
「え?え…っ」
一気に覚醒して戸惑う俺
「ふふっ、おはよう、やっと目が覚めたみたいだね」
そこに現れたのは、あのBARで飲んでいた男性客…