Welcome to our party 2 【気象系BL】
第68章 さとし by きぃな
そんな幸せな生活が続いたある日
仕事から帰ると、さとしの姿が消えていた
「さとし、さと…し…っ」
いくら呼んでも、探しても、さとしの姿は見当たらず、俺はとぼとぼと部屋に戻る
──数日後
隣の街で、青い首輪を付けた犬の亡骸が収容された、と、風の便りに聞いた
その首輪には『さとし』と書かれてあったとか……
さとし、今どこにいるの?
短い間だったけど、俺と居て楽しかったかな…
幸せだったかな…
俺、決めた
さとしと出会って、俺の忘れかけていた想いが再びよみがえる
ずっとくすぶってた昔の夢、追いかけてみることにしたよ
俺は空を見上げて誓う
どこかで見守っててね、さとし…