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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第66章 三位一体 by みきちん


それから二宮くんと過ごす日々が増えた。

今までは無くなってしまった雅紀の痕跡に寂しさを募らせていたけど、二宮くんといる事で雅紀の面影を感じることが出来た。


話を真剣に聞いてくれる。

体調の変化にすぐ気が付いてくれる。

餃子が大好き。

お酒に弱く、すぐに眠くなる。



でも、やっぱり違うと実感する。



大きなリアクションはしない。

大袈裟な心配性ではない。

小食でガツガツ食べない。

ちゃんとお酒をセーブして寝ない。



似ていたってやっぱり二宮くんは二宮くん。


雅紀じゃない。



でも今日は違った。



いつもよりリアクションが大きくて……

いつもよりニコニコ笑って……

パクパクご飯を食べて、お酒のピッチも早い。


それが嬉しかった。

より雅紀の面影を重ねる事が出来た。


だから油断した。


「二宮くん、起きて?」

身体を揺らしても、テーブルにひれ伏したまま。


もうすぐ終電の時間。

仕方なく俺は二宮くんを抱え、自宅へと帰る事にした。

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