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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第66章 三位一体 by みきちん


感傷に浸る暇もなく、仕事は舞い込んでくる。

「このデザインなんだけど……」

「はい」

隣に座る二宮くんはデッサンを受け取ると、ジッとそれを見つめる。


雅紀なら受け取るといの一番に『凄いね!』って目を輝かせてくれるのに、二宮くんはノーリアクション。


比べたって仕方ないのに……


「どんなキャラクターなんですか?」

予想外の質問に驚いた。

今まで手伝ってくれた人は、下書きをスキャナーで読み込んで作業していく。


でも、雅紀は違った。

ちゃんと俺の意見を聞いて、キャラクターにその気持ちを吹き込んでくれた。


いつも大人しくて、雅紀とは正反対の人なのに仕事に対する姿勢は同じだった。


「このキャラは……」

あの時の楽しさを思い出した俺は、ついつい熱弁してしまった。


でも話し終った時に気が付いた。


俺のわかりづらい説明を理解してくれるのは雅紀しかいない事実を……

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