• テキストサイズ

Welcome to our party 2 【気象系BL】

第62章 散花の誓い by 咲子



「ね‥桜、綺麗だね‥」

茶色の髪に薄紅の花びらをのせて微笑む君は‥

‥あの日のことを覚えてる‥?

「うん‥リーダー、昔から桜、好きだよね。」

無邪気な笑顔にそう答えると、一瞬彷徨わせた視線を寂しそうに落とした彼は

「桜には想い出が‥沢山あるんだ‥」

そう呟いた。

「‥俺も。大切な想い出がね‥。」

俺は柔らかな髪を飾るその花びらを摘んで、彼の掌にのせた。

薄紅のそれを懐かしげに見つめた彼は、ふわりと微笑む。

「ホントに?‥じゃあオレたち一緒だね。」

嬉しそうに弾んだ声に‥

キラキラと輝く瞳に‥

来世でも逢いたいと願う


「そうだね‥また一緒に桜をみようね。」


幾世を超えて‥


俺は必ず‥君に逢いに行くよ


END
/ 722ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp