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第58章 貴族探偵はつらいよ by みきちん
「さてと……今夜もいきますか?」
「「えっ?」」
智の声に俺と和はピクリと身体を震わせる。
「俺っ、もう寝るね」
和はソファーから立ち上がると、
一目散にリビングから離れようとする。
「ストップ」
智が和の手を掴んだ。
「お前さ……色気抑えろよ」
「でっ、出てないもん」
「無自覚ってタチが悪い」
潤は立ち上がり、和の顎を掴んだ。
「お前のせいでレンタル屋、
変えないといけないんだぞ?責任……取れよ」
潤の激しいキスに和の身体の力が抜けていく。
そして和は潤に担がれ、
智と共に寝室へと消えた。
「お前もだ」
グッと顎を掴まれ、強制的に翔と目が合う。
「今日は何人の女性に触れられた?」
「んっ、あっ…」
首筋に舌を這わせる。
そこは女性がどさくさ紛れに触れた場所。
見てたんだ……嬉しい。
「雅紀は、誰のモノ?」
俺だけが聞ける低い声に身体が震える。
「もう感じてるの?」
嬉しそうに微笑むと、
スッとズボンの上から俺のモノを撫でる。
そこはすでに形を変えていた。
「翔だけのモノに……して」
その瞬間、翔の瞳が妖しく光った。