第57章 S執事とM貴族 by きぃな

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｢…さきっ、まさ…きっ｣

ゆさゆさと身体を揺さぶられて目を覚ます

｢寝るならちゃんとベッドで寝ないと、風邪ひくよ｣
｢ん、あ…サクラ…イ？｣
｢ぶっ、なんだよ急に『サクライ』って｣

しゃんと目を開けて周りを見渡せば、そこはいつもの部屋のリビングだった

どうやら俺は、セリフを覚えながら寝てしまったらしい

｢ね、翔ちゃん、俺さ、面白い夢見たんだよっ｣

俺は覚えてる限りの夢の内容を、翔ちゃんに話して聞かせた