Welcome to our party 2 【気象系BL】
第57章 S執事とM貴族 by きぃな
数十分後、バスルームから戻られた御前を朝食の用意されたテーブルへとご案内する
メイドたちに綺麗に仕立てられた衣装を身にまとい、スッと鼻筋の通ったその顔は、起きたての時とはうって変わって気品さが際立つ
「サクライ、今日の予定は」
目覚めのモーニングコーヒーをたしなむ御前に、俺は最初の予定を伝える
「御前、早速ですが、会わせたい者がおりまして」
「通して構わないが」
柔らかさの中にも気品をにじませ、ふっと微笑うその顔は周りを魅了する
「ありがとうございます」
俺は御前に一礼をすると、入り口のドアから一人の男を呼び入れた