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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第55章 Eternal YOU~緑光 by のさまじょ




それから、僕はすぐに二宮の家に馴染んだ。

まるで昔から住んでるみたいな感覚に陥ることが多かった。


なんでだろ…不思議だな…


新しく僕の部屋になった場所は、二階の日当たりのいい場所で。
食事以外は部屋に篭っていることが多かったからかもしれないけど…


「おはようございます。雅紀様」

日曜日の朝は、遅い時間に起こしに来てくれる。

「おはよう…櫻井…」
「お召し替えを」
「うん…」

布団から手を出すと、櫻井が手を取って起こしてくれる。
櫻井のいい匂いが漂ってきて、この瞬間が僕は好きだ。

もっと…櫻井に触れたい

この不思議な感情は、日に日に大きくなって…
僕は戸惑っている。

まるで、僕であって僕じゃない人間が僕の中に居るようだった。

「櫻井…」

抗えなくて、櫻井の腕に暫く凭れる。

「雅紀様…?」

しっかりと僕の身体を腕に抱きとめて…
櫻井はいつも優しい

「如何なさいましたか?」
「ううん…もうちょっと、このまま…」


ああ…僕はしあわせだなあ…


ねえ、ニノ…


今日は、窓辺のカウチで一日読書をしよう。
本は、櫻井がたっぷり用意してくれたから…

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