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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第55章 Eternal YOU~緑光 by のさまじょ


夕飯は、静かだった。

食堂には大きなテーブルに、僕のご飯だけ。
櫻井が後ろに立ってサーブをしてくれる。
後はメイドが出入りしているだけだった。

食べ終わると、静かにまた部屋に戻された。

「お屋敷のご案内は明日、致します」

部屋に入ると、言われるがまま、部屋に備え付けてある机で教科書を広げた。

「本日の課題をお済ませくださいませ。わからないところは私が…」
「櫻井が教えてくれるの?」
「高等学校の教員免許を所持しております。一般科目でしたら、ある程度は…」
「そう…優秀なんだね。櫻井は」
「いえ、そのような…」

土日に出された課題は二時間もすれば片付いた。
櫻井にわからないところを教わっていると、時間を忘れた。

「ありがとう、櫻井」
「いいえ…雅紀様は大変優秀でいらっしゃる…」
「そう…?そんなことないよ」

学用品を片付けている間、櫻井は浴室の準備をしていた。
戻ってくると、僕を浴室に連れていく。

「あちらのお屋敷の方から、雅紀様のお好みは予め聞いておりますが、なにかございましたらすぐにお申し付けくださいませ」
「うん…」
「それでは…」

パタンとドアが閉じられた。

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