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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第39章 ひょうたんからチョコレート by のさまじょ


その日から、なぜか二宮に付きまとわれている。
興味もないくせに、美術部に入ってきて四六時中俺のこと見てる。

あの日あったことは、噂にはならなかった。
あの場にいた誰も漏らさなかったってことだ。
だから俺も、黙っていた。

男が男に告白する。
全寮制男子校のこの学校では珍しくないことだった。

俺はそういうことには興味がなかったから、右手が恋人で十分だった。


だけどこの二宮…一体どういうつもりなんだ?

「ちょっと一年、カンバス貼るから手伝え」

顧問が声を掛けると、一年坊が嫌々ながら手伝いに行く。
二宮も手伝いにいくけど、あいつは貼り方なんて知らないはず。

授業でも美術は選択していないと言っていた。
なんで入ってきたんだろう…意味がわからない。

でも…多分、俺なんだよなあ…

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