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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第4章 Nostalgic Romance by Namako


そのまま何かに引き寄せられるように触れた翔の唇。

「せん…せ…?」

水分を多く含んだ瞳が揺れる。

「す、すまない。忘れてくれ…」

席を立ち、窓の外に視線を向ける。

「いや…」

背後でギッと床が軋む音がした。

そして背中に感じた体温。
腰に細い腕が回った。

ゆっくり後ろを振り返った瞬間、許される筈のない想いが堰を切ったように溢れ出した。

「翔…っ…」

細い身体を教卓に押し倒し、汗で湿った開襟シャツのボタンを外した。

白磁の肌を露わにし、紅を引いたように紅く濡れる唇に貪りついた。

止められなかった…
俺には妻もいるのに、止めることが出来なかった。

唇を舌で舐めてやると、躊躇いがちに開かれた唇。
その奥へ乱暴に舌をねじ込み、咥内を犯した。

「ん…んん…っ…」

息苦しさを訴える翔の手が胸を叩くが、それを捉え教卓に張り付けた。

混じり合った唾液が翔の顎を伝う。
それを舌で舐めとり、そのまま首筋に唇を移した。

汗の匂いが香る首筋に口付けながら、空いた手を肌に添わせると、翔の身体が小さく跳ねた。

妻とは違う、膨らみを持たない胸の尖端を指の先で弾く。

「…んぁっ…」

甘い吐息を含んだ声が耳を擽る。

瞬間、俺の中心が熱く疼きだす。

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