Welcome to our party 2 【気象系BL】
第29章 それはやっぱり恋でした。 by きぃな
「これでよろしいですか?お約束ですので、会食に出ていただきます」
そういって涼しい顔でニコリと微笑う
『そんなことは出来ません』と、ただ困った顔を見たかっただけなのに…
何だこの敗北感…
そして何よりも認めたくないのが、男だと言うのにこの似合いよう
元々小さな身体に、袖やスカートから覗くスラリとした手足
細くて白くて、まるで本当に女みたいで
何だか解らない感情が込み上げた俺は二宮の手をグイッと引くと、そのままベッドに組み敷いた
「っ、あっ」
下から見上げる二宮の瞳に、ドクンとまた心臓が高鳴る
「っ、雅紀さま、悪ふざけはそろそろ止めていただけますか?」
二宮の冷静な声に我に返った俺は、ベッドの縁に腰を下ろした