Welcome to our party 2 【気象系BL】
第24章 すきだよ by のさまじょ
「あ!そうだ!マッサージ、してあげる!」
「えっ…いいよ」
「いいからいいから」
俺は無理やり相葉さんを寝室へ連れて行った。
勝手知ったる我が家で、暖房をつけるとそのまま相葉さんをベッドに寝かせた。
「さ、いきますよー」
「いいのに…」
「まあまあ、遠慮しない」
うつ伏せになる相葉さんの上に跨った。
そのまま軽く背中をマッサージする。
「…結構、張ってる」
「まあ、そうだろうなあ…疲れてるもん」
一生懸命マッサージしてたら、相葉さんから寝息が聞こえてきた。
「…よっぽど疲れてんのね…」
相葉さんの下に敷きっぱなしの掛け布団を取って掛けると、俺も隣に潜り込んだ。
いっつも、泊まりに来る時はこうやって一緒に寝てる。
部屋の電気を落とすと、そのままじっと相葉さんの寝顔を見つめた。
「おやすみ…相葉さん…」
そっと手を伸ばして髪を撫でた。
相葉さんが寝てしまってからこっそりするいつもの習慣。
「ぐっすり寝るんだよ…」
愛おしさがこみ上げてくる。
今は寝てるからいいよね?
相葉さんの髪に触れて、にやにやしてる気持ち悪い自分を感じて苦笑いした。