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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第24章 すきだよ by のさまじょ


相葉さんが居なくなると、シーンとした。
テーブルに散らかった資料を手にとって読みながら、俺はビールを飲んだ。

飲みながら資料の隙間に、色々らくがきをした。

まあ多分、他の人がみることはないからいいだろう。

最後に、絵じゃなくて字を書いた。

「これで、よし…」

その時、リビングのドアが開いた。

「ニノー?次、入りなよ」
「はあい」

風呂からあがってリビングに入ったら、テーブルの上はきれいになってた。

「あれ…?もう終わったのかな?」

キッチンから相葉さんが出てきた。

「お、ビール飲む?」
「うん」

ソファに座って頭を拭いてたら、ビールを持ってきてくれた。

「さんきゅ」
「風邪ひくからちゃんと乾かせよ?」
「平気だよ」

相葉さんも隣りに座ってビールを飲み始めた。

「仕事、終わったの?」
「うん。今日はもういい」
「そっか…」

とくんと心臓が鳴る。
こうやって二人きりになるの、久しぶりだったから。
なんか変に意識しちゃう。

「さ、最近、忙しい?」
「あ?忙しいに決まってんだろ?」
「あ…そう、だ、よね…」

何言ってんだ、俺…?

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