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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第19章 冬隣 by つぎこ









日が暮れて、体感気温がぐっと下がる。



おかげで…。

うっかり聞いてしまったじゃん。

泊まるトコ、ないの?

なんて…。

聞かなくても分かってんのに。








部屋に上げて、

あり合わせの食事と風呂…。

一段落してふと気付けば、
ソファーに座ったまま、こっくりとうたた寝している。

この警戒心のなさと、
何処となく、つかみどころのない感じ。


間違いなく、同じ匂いがする。

このテの人種は鬼門なんだ。

深入りは禁物。

そうしっかりと自分に言い聞かせ、覆い隠すように毛布を被せた。





拾い物のせいか、
久し振りに夢を見た。


夢の中でも相変わらずなんだ。
ふにゃ…っと笑って翻弄し、すり抜けていく。

夜な夜な魘された日々。

やっと忘れかけていたのに…。




憂鬱な目覚め。

元凶はソファーの上。
むくりと起き上がると、キョロキョロ部屋の中を見渡して…。

目が合うと、ちょっとびっくりして…。

俺がこの部屋の主なんだけどね、一応。








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