Welcome to our party 2 【気象系BL】
第18章 深愛 by きぃな
その森の奥深く
そこにあるのは朽ち果てた小さな小屋
古びた扉をゆっくりと開ける
「…マサキ?」
静かな空間に響く俺の声
その刹那
「ジュンっ」
俺の名前を呼ぶ声と共に、伸びてきた手に引き寄せられた
「マサ…っ、んっ、んぅ…っ」
とてもベッドとは呼べないような、重ねられた布団にシーツを掛けただけの場所に押し倒され、唇が塞がれる
「っ、ジュン、シーツ替えといたから」
そう言ってマサキが微笑う
「ふふっ、ありがとう、遅くなってごめ…っ、んふ…っ」
マサキの顔が近づき、再び唇が重なる
棘の森の奥深く
百余年経った今、俺とマサキは…
秘密の逢瀬を重ねる間柄になっていた