Welcome to our party 2 【気象系BL】
第18章 深愛 by きぃな
「んっ、あ…っ、マサ…キ」
裸で重なるシーツの上
「あれ、ジュン、ここ…血が出てる」
愛撫の最中、マサキがふと俺の腕を掴んで止まる
棘の森に飛び込んだ時に出来た小さな傷
「綺麗な肌に傷つけて…しっかり布を巻かないからだよ」
マサキがその傷にそっと口付ける
「ん…っ」
「っ、あ、ここも、こっちも…」
次々とマサキの唇が俺の肌を這っていく
「んっ、はぁ…っ、そ、そんなとこ傷ないだろっ、んん…っ」
マサキの唇はいつの間にか腕から俺の身体に移動し、そこに紅い痕を残すように強く吸い付く
「んぅっ、マサ…っ」
静かな部屋に響くのは、俺の吐息とマサキが奏でるリップ音
傷よりも多くの紅い痕
その唇で俺の身体に刻んでいく
マサキの手が俺の中心に触れた瞬間、ビクッと大きく身体が跳ねた
「ジュン」
俺の名前を呼ぶ声は、甘く優しく…
声のする方に目線をやると、重なる視線にマサキがふっと微笑う
誰も知らない秘密の場所
二人だけの至福の刻──