Welcome to our party 2 【気象系BL】
第17章 永久に酔いしれし薔薇の香りに by Namako
ベッドに横たえた青年の足を開き、硬い蕾をローションを纏った冷たい手で撫でると、まるで氷のような感触に、青年の身体がブルッと震える。
「咲かせてあげるよ、君の花を…」
宛がった指が蕾を押し開き、肉壁を解す様に擦られると、青年の身体がビクンと跳ね上がる。
それを何度か繰り返す内、そこは優に三本の指を飲み込み、蕩けた肉壁が指先に絡み付く。
そして指先が前立腺を掠めた瞬間、青年が嬌声を上げながら、その身体を仰け反らせた。
「あぁっ、だめっ…んぁっ…!」
頭を擡げ始めた茎が包み込まれた途端、青年は呆気なくその手の中に白濁を放った。
息つく間もなく後孔から指が引き抜かれ、代わりに彼の滾った塊が捻じ込まれた。
「あっ…くっ…」
思わずシーツを掴んだ手に手を重ね、腰を押し進める。
全てが肉壁に包まれると、彼はゆっくりと律動を始めた。
「あっ、あ…はっ、ん…っ…」
青年は彼に揺さぶられながら、その肌を薔薇色に染めた。
彼は律動の速度を徐々に早め、尖端が前立腺を探り当てると、そこを執拗なまでに攻め立てた。
「あ、あん…ああっ…あぁぁぁっ…!」
青年の背が撓り、瞬間飛び散る白濁と、身体の奥に感じる熱。
「君は綺麗な花だ…」
冷えた指先が頬を撫で、長い睫毛に縁どられた瞳に見下ろされると、青年はゆっくりと瞼を閉じた。
夢から目覚めた時、彼の姿は館にはなかった。
青年は気怠さをその身に抱えたまま、身なりを整え館を後にした。