第5章 もしも・・・。・:+°織田軍。・:+°
秀吉
「その夢は正夢にはならない。絶対お前みたいに手の早いやつには夕霧はやれない。」
家康
「だから何度も言ってるじゃないですか。俺が・・・」
政宗
「よし!!決めた!」
政宗が大声を出してふたりを制する。
政宗
「直接夕霧に聞こう!」
夕霧
「私がどうかしたんですか?」
秀吉
「あれ?夕霧いつからここに・・・」
夕霧
「えっと・・・」
「家康を貴様が呼んだあたりからだ。」
秀吉
「信長様・・・っ」
政宗
「本当に最初からだな・・・」
全然気づかなかった。それくらい白熱していたんだと三人は気づく。
信長
「面白い話を聞かせてもらった。だが・・・」
夕霧
「きゃっ・・・」
フワッと夕霧の体が浮いたかと思うと信長に横抱きにされている。
夕霧
「信長様?」
信長
「夕霧は俺の物だ。誰にもやらん。」
夕霧
「えっ!?信長様?」
信長
「貴様ら、そんなに俺の子が見たいのなら・・・すぐにでも見せてやる」
夕霧
「ちょっとまってくださいっ!!」
そういうと信長は夕霧を連れて天主のある方へ・・・
政宗
「さすが信長様だな。」
秀吉
「聞かれてたのか・・・心の声までは聞こえてないと思うが・・・」
家康
「気づいてなかったんですか?全部口にしてましたけどね。」
政宗・秀吉
「・・・!!!」
秀吉
「まぁ、仕方ない・・・」
信長とあっては誰も勝ち目なく・・・
三人の寂しそうな後ろ姿がそこにはあった。
終