第3章 残されたもの
「じゃあ、仕事終わったんで帰りますね〜。今日もお疲れ様でした。」
郡「クインケ忘れてる!」
「オカン…」
郡「誰がオカンなの!?あとちゃんと夜ご飯も食べること!」
「それは外食でないと不可能…」
郡「じゃあ今度一緒に食べに行こうか…?でも毎日はダメですよ。ちゃんと作る練習もしないと。」
「やったー!こーり先輩からご飯誘われたー!」
郡「はいはい。あとはお酒は飲まないこと!前みたいになるといけないからね。」
「あーでも倉元が私を酔わせないコツを知ってるとかなんとか言ってました〜。」
郡「飲みたいのは分かったから。少しだからね!」
「ありがとうございます!今日はクッ◯パッドみて頑張ります!では失礼しま〜す。」
郡(賑やかになったなぁ…)
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?「中学生がこんな時間に歩いちゃダメじゃないか。俺たちみたいなヤツに喰われるぞ〜!」
「喰種…?」
?「じゃあいただきまーす」
ズシャァ
?「な、なんでおお俺の腹から血が…」
「死ね。喰種。」
?「ウガアアアアアアアアアア」
「もう一体後ろに隠れていたか。お前もこうしてやるよっ!」
?「俺の弟子をよくも。シネエエエエ」
カキーン
(防がれるとは…なかなかの手練れ)
カキーンカキーンカキーン
火花が散る
ザシュッ
「っ痛。掠った」
?「いってえな」
(左腕。掠ったな。相手の肩に随分刀も入ったし、幸い怪我は深くなさそうだが…強い。でもこいつの攻撃パターンなら、ここをっ!)
グサリ
ドサッ
倒れたのは、喰種。
とどめの一撃をさす。
「あーあ、血まみれになっちゃった。雑魚じゃん。」
「もしもし、郡先輩。まだCCGにいますか?今、帰りに遭遇した喰種2体を駆逐しました。無事ですよ〜!あとは処理班に任せましたが、報告書を書くために戻ります。え?今出るところなのに待ってくださるんですか?大丈夫ですよ、え、いえ、ありがとうございます…ちょっと出血もあるみたいなので。深くないんで大丈夫です!よ!じゃあ5分程度かかります。また後で。」
(ご飯今日は作れないなあ…)