第1章 一松×マイソフィリア【汚物愛好】
何をするのか‥‥など、考えずとも私には分かっていた。
一松「スーッ‥‥‥ハー‥‥」
一松くんは、私の下着に顔を埋めたまま無性に空気を吸い込み呼吸する。
匂いを嗅いでいるのだ。
…彼には‥マイソフィアという“汚物性愛”癖があるから。
私が彼の性愛に気付いたのは高校3年生の時。
初めてカラダを重ねた時だった。
私が準備のために下着を脱いでいると一松くんが急に下着を手に取り、匂いを嗅ぎ始めた。
「何を‥‥‥っ!??」
と驚く私をよそに、延々と匂いを嗅ぐ彼。
後に調べると、彼の癖は『マイソフィア』と呼ばれる事を知った。
そこからは、、会うたびに同じ事の繰り返しだった。