第3章 沖田+土方 ×トロイリズム【三者性愛】
「う‥‥ぁ‥ッ」
「はぁ、ぁ‥‥‥」
「ハァ、ハァ‥‥‥‥」
白い欲が、私の中に吐き出された。
熱い暖かさが、体の中から湧き出して来るみたいだ。
同時に果ててしまったからなのか、延々とけいれんしてしまっている。
ビクビクと体が震えて、息を整える暇もない。
「‥‥‥悪かったな、すず」
土方さんは私の頭を撫でながら謝る。
激しくした事なのか、そもそもの行為についてなのか。
それは分からないけど‥‥
「‥‥‥今更、謝らないで下さい‥‥」
謝られるのは、嫌。
「……………総悟」
「‥‥‥すず……」
彼の名を呼ぶと、真剣な目つきで見返される。
こういう事があった後に、何て声をかけたらいいんだろうか。
けど、
怒ろうとか、泣きたいとか、そういうことじゃないとは思った。
性癖って言ってたから
早々治ったりするものじゃないんだろうな‥‥‥。
「………寝よっか」
私はそれだけを笑顔で言った。
月夜は、相変わらず私を薄く照らしていた。