第4章 幸せな朝 -海堂side-
ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポーーーーーーン!!!!
「.........」
「.........」
「...ハァ、ちょっと見てくる」
先輩は名残惜しそうに
もう一度
俺にキスをしてから部屋を出て行った
自分の体をきつく抱きしめる
さっきまで先輩が触れてた場所が熱い
「....着替えよ」
ベットから立ち上がって
床に脱ぎ散らかしてあった服を着ていく
ちょうど俺が服を着終わってソファに腰掛けた時
階段を駆け上る音が聞こえた
「先輩かな?」
でも部屋に入ってきたのは海堂先輩じゃなくて
「とぉちゃーーーーーく!!!!」
「あれ?おちびがいるー(●・ω・)」
「英二先輩?桃先輩までなにしてんすか」
2人から少し遅れて先輩が入ってきた
「もうすぐテストだから今日の部活中止になったんだよ」
桃先輩が肉まんを頬張りながら答える
「皆勉強してるからとりあえず暇な奴探そうって事になったんだにゃ~」
「それで海堂先輩ん家に?」
「そゆこと~」
「何で俺が...」
先輩はすでに桃先輩に引きずられて階段をおろされてる
「おちびも行くかい?」
そんなキラキラした目で見られて
断れるわけも無く
「...いきます」
案の定、英二先輩は満面の笑みを浮かべて俺の手を引きだす
まあ、
こんな賑やかな休日も悪くないと思った
(あっ!!!あのパフェいいな~)
(うまそうっすね)
(でも俺お金もってきてにゃい)
(俺もっすよ)
((ジイィィィ...))
(何で俺をみるんだよ!!!マムシがいるだろ!?)
(俺の財布は家だ...)
(ぐっ(汗))
((ゴチになりま~す♪))
(いけねぇな~、いけねぇよぉ~う(ToT))