第3章 episode1 23歳のJr.と4歳の女の子
「っんじゃ!今日はこれで。」
「あぁ、明日はKAT-TUNコンサートでバックだからな。
朝早いから寝坊すんじゃねぇぞ。」
「へーい。」
横尾さんはこの頃からお母さんしてたかも。
でも横尾さんも横尾さんでそこそこちゃらい髪型にしてたよなぁ(苦笑)
多分、当時のKis-My-Ft2のイメージに合わせて
ああいう髪型にしてたんだろうけど......
俺はキスマイメンバーと別れ帰宅することに。
「俺も23になっちまったなぁ......
このままJr.を続けていいのだろうか......(汗)」
ちょっとJr.にしては高い年齢、まず最年長である俺はかなり気にしていた。
いつもの帰り道を歩いているとひとりの女の子が人々が過ぎていく道の片隅に座っていた。
「......。」
(もう真っ暗なのに......迷子か?)
それとも家族待ち?
でも俺には関係ないこと、俺はその女の子の前を過ぎた......
その時、
_ギュムッ...
「っ!?」
突然服の袖を掴まれた。
「な、なんだ......(汗)」
俺は恐る恐る後ろを向いてみる、でも誰も俺の袖を掴んでる人物はいなかった。
でもまだ誰かに袖を掴まれている感覚、俺は目線を下に移した、すると......
「パパどこ?」
「......へ!?」
さっき道端に座っていた女の子だった......ってかなんで俺なの!?
パパどこってことは迷子?(汗)
こりゃ困ったものだ......
「パパとママいないの......どこなの?」
「どこなのって......」
(俺が知るか!!)
俺は女の子と顔を合わせるように座った。
「ぅ...うぅ......」
「げっ!」
女の子は突然涙を流していた。
俺は段々いろんな人から視線を浴びてきた。こりゃやばい(汗)
「おいおい、女の子泣いてるぞ。
アイツが泣かしたのか?まだ幼稚園に上がってるかないかって歳だろうに......」
「怖いお兄さんに怯えているのかしら......」
「幼女を泣かすなんて最低だな。」
「っ別に俺は泣かしてなんか......!」
これは無理もなかったかも(汗)