第5章 episode3 一緒に遊びましょ♪
「......。」
結月ちゃんは二階堂達の姿に怯えているかのようにずっとしがみついていた。
そりゃあ髪が派手派手で服もギラギラだしこんなお兄さん達は子供はビビる(苦笑)
だから俺はあえて服装はシンプルなものにしてきた。
「おいお前ら、よく子供が沢山いるばにそんな格好で来れたもんだな(汗)
普通に結月ちゃんとかほかの子供ビビってんぞ。」
「だってこういうのしかないし(苦笑)
にしても結月ちゃんぐらいの子も沢山いるね......」
「そりゃあタマ、児童養護施設だもん!」
「宮田に言われなくてもわかってるし!」
「おいおい、小さい子供がいる前で大声を上げんな(苦笑)
ごめんな結月ちゃん、うるさい奴ばっかで......」
「......。」
結月ちゃんは無言で首を横に振った。
子供なりの気使いだろうか(汗)←
「ねぇ結月ちゃん、ゲームして遊ばない?」
「げーむ?」
「うん!みんなで双六でもやろうよ、俺持ってきたんだ。」
宮田はバックからすごろくセット出した。
「......プリキュアのすごろくがいいの。」←
「っごめん結月ちゃん、さすがにプリキュアはもってないよ(汗)」
結月ちゃん、プリキュアが好きなのか......
宮田のおかげで新しい情報が入った。
「......あるの。
だからそっちでやるの。」
「わかったよ(苦笑)
じゃあプリキュアの双六で遊ぼっか!」
「ん、持ってくるの。」
結月ちゃんは急いで走っていった。
「また転ばないようになー!」
「結月ちゃんプリキュア好きかぁ......今たしか、プリキュア5だっけ?」
「っんな女の子向けのアニメなんてわかんねぇわ!
にしてもやっぱ子供ってわがままだなぁ......
せっかくこっちが持ってきてやったのによ。」
「二階堂、まだ4歳なんだからそれくらい仕方ないじゃん......
こんなシンプルすぎる双六は子供には退屈なんじゃない?それに女の子だし。」
二階堂と違って最年少千賀の方がしっかりしてる気がする......。←