第3章 episode1 23歳のJr.と4歳の女の子
「ぎゅうぅ、なの......」
「......いつまで、こうしてりゃいい?(苦笑)」
ぎゅっとして5分経過...
「......。」
「......結月ちゃん?
おーい、結月ちゃーん?」
「......。」
結月ちゃんは返事をしなかった。
「っちょっと結月ちゃn..「スゥ...スゥ...スゥ......」...寝てる?」
「(=-ω-)zzZZ乙乙」
結月ちゃんの顔を覗いてみるとスヤスヤと眠っていた。
「寝ちゃってる......にしても、」
(寝顔カワユス......)
安心してるかのように眠っている結月ちゃん、
その寝顔の可愛さは異常でした、まる
「ぱぁぱ......まぁま......」
「......夢、見てんのか?」
「いっちゃいやなの...結月をひとりにしちゃだめなの......」
「っ結月ちゃん......」
(そりゃあまだ4歳で両親を亡くせば......誰だって、悲しいよな......
まだ、現実を受け入れられてないんだよな。結月ちゃんは......)
宏光は結月の頭を優しく撫でた。
「......結月ちゃんは、ひとりじゃないから。
俺だっているし、ここの施設の人達だっている......だから、
結月ちゃんはひとりじゃないよ?また、
こうして俺が、遊びに来るからさ......」
俺が結月ちゃんの家族になれたらいいのに......
そうしたら、
もう寂しい思いはさせないのに......
そう、思った......。