第3章 episode1 23歳のJr.と4歳の女の子
寝ている結月ちゃんを抱っこしていると、
ドアの向こうから小さい男の子の声が聞こえてきた。
「っねぇ!結月に会いたい!
だって怪我しちゃったんでしょ!?」
「っ凌駕くん、今結月ちゃんは別の人と遊んでいるんだ。
また夜ご飯の時に会えるでしょ?」
「っ神楽のいじわるぅぅぅ!!」
「凌駕k._ガチャッ!...っ凌駕くん!!」
ドアは勢いよく開かれ開けたドアの向こうには結月ちゃんと同じく
つむじにアホ毛がある男の子がいた。
いかにもヤンチャそう......
ってか今の俺が言えたことじゃねぇけど(苦笑)
「......誰そいつ。_ムスッ!」
「......(汗)」
いきなりほっぺを膨らまさせられる俺......
「ちょっと凌駕くん!この人はお客さんなんだから
そんな態度はダメだよ?
っすいません、丁度結月ちゃんと同じ年で、
昨日からすっかり意気投合しちゃってるんですよ(苦笑)」
「へぇ......凌駕くんは、結月ちゃんと遊んでいるの?」
「うん、だから俺と遊ぶの。」
「あ、遊ぶのはいいんだけど......今結月ちゃん寝ちゃってるんだよ(苦笑)」
「えぇぇ!?」
「こら凌駕くん......はぁ、どうもすいません(苦笑)
この子、まだ良く礼儀とかがわかってないもので......」
「っいえいえ!まだ4歳ですから仕方ないっすよ(苦笑)
それより、結月ちゃんはどうします?
せっかく眠っているのを起こすのもあれだし......」
「スゥ...スゥ...スゥ......zzz」
(相変わらずの寝顔、カワユス......)
「ご飯までまだ時間がありますから、今は寝かせておいたままでも大丈夫ですよ(微笑)
でもそろそろ面会時間は終わりなので......」
「っわかりました、またゆっくり遊べる日に来ます。」
「そう言ってもらえると我々職員も嬉しいです。
またのお越しをお待ちしていますね(微笑)」
「ありがとうございます(微笑)」
(次は、なんかお土産か何か持ってこよっかな......)