第3章 episode1 23歳のJr.と4歳の女の子
「それじゃまた明日なー」
俺は他のメンバーより早めに出た。
その理由は...
「あのぉ...こんばんはぁ!」
「......おにいちゃんなの?」
「っ!?」
俺がやってきたのは白桜さくら学園、
外にあるであろう広場からひとりの女の子がこっちを見ていた。
その子は結月ちゃん、結月ちゃんは駆け足でこちらに向かってきた。
「おにいちゃん......」
「っ結月ちゃn_ズテンッ!...っ結月ちゃん!?」
突然結月ちゃんが目の前で転んだ。
俺は急いでその場に駆け寄った。
「ぅ、うぅ......(涙)」
「っ結月ちゃん......大丈夫かよ......」
「ヒック...痛いの...ぅぅ...(涙)」
案の定膝を擦りむいていた。
「っどうすりゃ......「っ結月!?」...っ施設長......」
「っ痛いの......」
「っさっき、走っているところで転んじゃって......」
「っそれはいかんな......結月は体質的に血が止まりにくいんだ......
すぐ水で洗い流して消毒しなくては......」
「っはい!」
「わざわざ、来てくれたんだね(微笑)」
「っあ、えっと......まぁ...(照笑)」
「今来たばかりだろう?もう少しゆっくりしていきなさい。
でもその前に、結月の手当を済ましてからだがね(苦笑)」
「っお願いします......」
_ビクッ!「痛いの......」
「消毒しないとさらに悪くしてしまうよ。我慢しなさい。」
結月ちゃんは施設長に消毒をしてもらっているところだが
見てるこっちはかなり痛々しい。だが一番辛そうなのは結月ちゃん、
涙ぐみながら手当てを受けていた。
_ギュムッ「おにいちゃん......」
結月ちゃんは涙ぐみながら俺の袖を掴んできた。
_キューン「っ...大丈夫だよ、すぐ終わっから(微笑)」
(可愛すぎる......何この生き物!)←『人間なの。』by.結月
「ほら、これで終わりだ。」