第3章 存在
学校を出て、帰り道
『なぁー週末バイト?』
忠義「土曜休みー。あんは?」
『あたしも土曜休みー!!やから、どっか行かん?』
忠義「行こうー。どこ行く?」
『えっと・・・』
忠義「フフン(笑)ずっと一緒やな」
『え?』
忠義「家、隣やん」
『あ、そっか』
忠義「待ち合わせする?」
『したい!!虹駅で、11時に待ち合わせとかでいい?』
忠義「いいよー。あ、俺自分で起きやな」
『起きてよ?』
忠義「はーい」
幼馴染みの延長線みたいな感じで付き合ったから
待ち合わせが新鮮に感じた
デートの日―
待ち合わせより早めに家を出る為に
だって、時間通りに行ったら
道で「あっ!!」
って、なる可能性あるやん?
待ち合わせの時間より30分早く着くように
家を出た
『いってきまーす』
そう言うと、隣からも・・・
玄関の門を開けて
お互い苦笑い^^;
忠義「おはよう」
『おはよう。待ち合わせちゃうやん』
忠義「だから、頑張って早起きしたねん」
『一緒の事考えてたんや』
忠義「それやったらいいやん」
『うん。行こう』
結局手を繋いで駅に行った
電車に乗って、いつもとは逆方向に行く
普段と違う景色
忠義も同じように外見てる
一緒に「あっ!!」
って、なった
池で釣りしてたおっちゃん
池に落ちた
思わず笑ってもた
こういう感じ
好き
お互い顔を見合わせて
チューしたいなって
思うのも
忠義やから、思うんかも(笑)