NONFICTION【家庭教師ヒットマンREBORN!】
第11章 雲雀恭弥を訪ねて
「チッ、テメェは詰めが甘ぇんだよ」
あら?
珍しく叫ばないロン毛に首をかしげた
「なんだよ」
不満そうに私を見下ろす顔はさっきと変わらぬままだが、一つクエスチョンマークが増えてる
『ううん。それよりもごっはぁん♡』
テンションを急上昇させてロン毛の間をすり抜ける
半場逃げるかのような行動に怒られるかと思いきや、またしても特に音沙汰無しだった
『ふぃ…食ったでぃ』
お腹を擦りながら独特の口調でお茶をすする私と、隣のスクアーロ、向かいに座った獄寺くん、その隣の沢田くんとリボーン
食後ののほほんタイムはどうやら私だけだったみたい
「叶風聞いたぞ。明日匣兵器を決めるらしいな」
『うん。実際匣兵器を作る時って何を基準に作るわけ?選ぶ上で参考にしたいんだけど』
「大体はアニマルか武器だ」
『へー。私みんなの匣兵器見てみたいなぁ』
テーブルに頬杖を付きながらリクエストしてみた。みんなの匣兵器ってどんなんだろう…
「いいよ。おいで、ナッツ」
ボシュッと匣から出てきたオレンジ色の炎をした……
『ライオン?』
「うん。ナッツは小さいけど頼りになるやつなんだ。戦闘じゃない時はビビリだけど…」
ツナが解説している間に叶風はテーブルの上でナッツをこちょがしていた
「もう懐いてるし!」
「珍しいな。ナッツはツナににてビビリだから常に怯えて物陰に隠れるタイプなんだ」
『そうなの?でも、かわいー。今日一緒に寝る?』
「 「「ぶっ」」」
私の言葉にリボーンくん以外の3人が吹いた
「叶風!沢田のカスのだぞぉ!それにお前と寝るのは一番危険だぁ"!」
「朝まで開匣してたら10代目のお体に障るだろうが!」
『え、そうなの?』
「匣兵器には死ぬ気の炎が必要だ。コイツらが外にい続けるには死ぬ気の炎を与え続けなきゃいけねぇ」
『そうなんだ。ごめんね、沢田くん、ナッツ。』
ナッツを起こして、お詫びを込めて額を撫でる。すると、スリスリと手に顔をすり寄せた
「お前は武器の方がいいんじゃねぇかぁ"?」
『まぁ、確かにその方がコンパクトよね。…でも私もア
ニマル匣がいいなー。可愛いじゃん?動物』
「単にテメェが好きなだけじゃねぇかぁあ"!!」