NONFICTION【家庭教師ヒットマンREBORN!】
第9章 決まってんじゃん
「死ぬ気の炎が出せねぇ様ならお前は幹部から外す。戦闘部隊もだ」
『わかり、ました』
「用は済んだァ。戻るぞォ」
ロン毛が席を立ち、部屋から出ていこうとする
『……ボス』
すくっと俯いたまま立ち上がった
『私…私、またここへ帰ってきてもいいですか…?』
それは叶風が初めて見せた不安の表情だった
そんな彼女の顔を見て2人は少し目を見開く
「……テメェ以外俺に酌する奴はいねぇ」
ボスの回答にほっと安心した
また、帰ってきてもいいって言ってくれてる
『ありがとうございます、ボス』
一言お礼をいうと、ボスに背を向け歩き出す。
既にドアの方には待ち構えたスクアーロがいる。
頑張ろう
またここへ…帰ってこられるように