NONFICTION【家庭教師ヒットマンREBORN!】
第6章 初任務
スクアーロside
「ゔお"ぉい!叶風!!」
バダンっと扉を蹴り開ける
するとそこには血まみれのターゲットとベッドの上で意識を飛ばした叶風がいた
「ゔお"ぉい!どうした!!」
通信が途中で途絶え、応答がなくなったからどうしたかと思えば、気を失っているだけだった
叶風の無事にほっと一安心すると、叶風を抱えて屋敷を出た
『ん……あれ、ロン、毛?』
俺の腕の中で薄ら目を開ける叶風
「目が覚めたか。何をされた」
『部屋に入った時、薬が充満してた…それで任務遂行後から記憶ない』
「体は」
『痺れて動かせない』
どうやら喋るので精一杯のようだ
「まぁ、いい初任務だったぜェ」
『どこが』
ふっと、笑をこぼす叶風
ほんの少し笑った顔
それは初めて見る叶風の笑顔だった
スクアーロは内心もっと笑えばいいのに、と思ったとか思ってないとか←